「~ができる」とは何か?
今回のお話はオーバーウォッチに限らず
広く一般的なお話になります。
オーバーウォッチのことだけを知りたい方には
退屈な話になるかもしれません。
説教臭いので苦手な方は読み飛ばし推奨の記事です。
・ブログを見れば「わかる」ようになる
だらだらオーバーウォッチは
「読むだけで強くなった気がする」と言われたりします。
ありがとうございます。そして一方、
「でも、読んでも強くなれない」とも言われています。
私もそう思います。
理解することと、何かを習得することには大きな壁があります。
今回説明する内容は、学業や仕事にも関係あるかもしれません。
・「わかる」ことすら難しい
「何かを習得したい!」と思っていても
「何を習得したいのか?」がわかっていないと
習得なんて到底不可能ですよね?
何かを「できる」ようになるためには
まずは「わかる」こと、つまり理解することが必要なのです。
自分は理解している、でも下手だからレートがあがらないんだ!
という声・・・はたしてそうでしょうか?
では、質問してみましょう。
「あなたは何ができないから、レートが上がらないんですか?」
この質問にズバッと答えられる人は、
何を練習すればいいかわかっているはずです。上達します。
しかし、ほとんどの人がこの質問に答えられないでしょう。
例えば「ラインハルト使ってるけど負けてしまう・・・」という人。
この段階では「自分が何をわからないのかすら、わかっていない」。
まずは「自分が何をわかっていないのか」を
はっきりさせるようになりましょう。
例えばさっきの人が
「敵ハルトのultを止められないから負けてるんだ!」と
理解すれば1歩前進です。さらに
「敵より先に盾を割られてるからult勝負で負けてるんだ!」と
理解すればさらに前進です。そして
「自分は盾管理がわかっていないんだ!」となれば
ゴールは目の前に近づいてきています。
こうなれば盾管理を練習すれば良いですね。
長くなりましたが「自分が何をわかっていないのか」、
これを把握することすら難しい作業なのです。
当ブログはみなさんの理解を手助けするポジションにいます。
当ブログを通してみなさんの理解が深まれば、と願っております。
しかし、理解と習得、「わかる」と「できる」は別次元です。
・「できる」とは何か?
当ブログを見れば「わかる」ようになります。
しかし、わかったところで「できる」ようにはならないのです。
「わかる」で満足していないで「できる」に進んでください。
「できる」も複数のステップで作られています。
まずは「ステップ1:できない」です。
この時点では、まだ知識が足りていないか、
もしくは課題を意識できていないのが原因です。
「盾管理」が課題なのに、
それを忘れてプレイしていては
いつまでたっても盾管理できませんよね。
「ステップ2:意識すればできる」です。
もじどおり意識していればできる状態です。
このステップでは上手くいったり、いかなかったり、
でも意識しているので「なぜ上手くいかなかったか」の
反省がスムーズにいくことが多いと思います。
ステップ2の期間が一番つらい時期です。
自分の課題と向き合い、試行錯誤する期間、
精神的な疲労が大きい状態が続きます。
しかし、この意識すること続けていけば、
変な話ですが意識に必要な時間は減っていきます。
この期間中に知識が体感に変わり始めます。
「ステップ3:意識せずにできる」です。
おめでとう、あなたは「できる」ようになりました。
厳密には、上級者も常に意識しながらプレイしています。
ですが、上級者は意識を向けるのが一瞬で済みます。
なので複雑な状況に置かれていても最善の一手が打てるのです。
最上の状態というのは、
今まで意識してやってきたプレイが
息を吐くように自然に再現できる状態のときです。
ゲーム中に迫りくる数々の判断要素に、
いちいち時間をかけて意識していては対応できません。
上級者はそのすべての判断要素に対し
意識せずに答えを出せるから上級者なのです。
社会に出るとこのレベルのものを「技術」と呼んだりします。
・具体的なトレーニング
小難しい抽象的な話が続きました。
上達しないプレイヤーのほとんどが
「わかる」で止まっていて、「できる」まで
たどり着いていないのではないでしょうか?
「できる」ようになりましょう。
それが本当の上達です。
といっても、毎日新しい情報を得られる中で
全てを「できる」ようになるのは難しすぎます。
1つです。1つでいいので
毎プレイ、自分に課題を設定しましょう。
例えば・・・
「敵ハルトのultを全て止める」
「敵ホッグに釣られた味方全員にザリアバリアを張る」
「敵ult時に絶対スピブをかける」
などなど、です。最近の記事を参考にするなら
「初動で絶対死なない」でしょうか?
自分のプレイを録画して、
あとで見返す熱心な方もいらっしゃるようですが、
課題を設定すると見直しも非常にはかどりますよ。
チームでプレイするときも、
「今日は●●を徹底しよう!」とするだけで
練習効率はグンと上がると思います。
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